失われた時を求めて

Oct 07, 2024

第3篇の「ゲルマントの方」では、パリのフォーブル・サンジェルマンで繰り広げられるサロンが舞台です。 主人公はこの社交界に招かれたいという思いがある一方で、実際にサロンにいった主人公はそれを喜ぶ様子もあまりなく、むしろそこにいる人々の態度を風刺的に見ているようです。このサロンの人物描写が数百ページに及び、読み続けるのはなかなかの苦行です。

第4篇は「ソドムとゴモラ」。怪獣映画のタイトルのようですが、ソドムとゴモラも旧約聖書の出てくる街の名前です。 このソドムとゴモラ、文庫本だと2冊に渡りますが同じような内容がずっと続き、読むのはなかなか大変でした。