ソーシャルブックマークはほどほどに。

はてなブックマークやDiggなど、ソーシャルブックマークサイトは、何か面白いものはないかと思った時、その要求に応えてくれる頼もしいサイトだ。しかし、それを毎日使っていると、なんとも言えない不満足感を感じる。まあまあ面白いのだけれど、「ああ面白かった」と満腹になるような感覚がない。なぜだろうかと考えてみた。

これはソーシャルブックマークの本質なのだろうけれど、大勢の人が面白いと思ったものがオススメのトピックとして選ばれる。しかし、これらは世界に1つしかない。はてなブックマークならはてなブックマークの、DiggならDiggに集まる人のコミュニティーが選んだ面白いものがそれぞれあるだけだ。僕はそのコミュニティーの典型的な一員ではないので、いつも僕のツボにハマるトピックが選ばれているわけではなく、それが最初に書いた「結構面白いけど、なにか物足りない」というようなズレ感を生むのだろう。

ついこの間、会社の同僚とこの話題をした。彼曰く、「ネタは自分で探すべし。」これには僕も同意で、一時期それをやっていたこともあるし、またそれをやり始めて俄然自分を取り巻くネタの質が変わって来た。

ネットには本当にありとあらゆる情報が転がっている。ソーシャルブックマークがつまみ上げるネタというのはそのうちのごく僅かで、それもいつも同じような限定されたネタ元で発信されたものがほとんどだ。だが、実際には、その他にも相当面白いネタが見つからずにゴロゴロしている。

ネタを見つける労力というのはそれほどかかるわけではない。とにかく何でもいいから何か1つの疑問を思い浮かべ、ウェブ検索をするだけでいい。これで扉は開かれる。あとは芋づる式にいくらでも出てくる。逆に止まらなくなって困るぐらいだ。

例えば、今日僕が思い浮かべたものは次のようなことだ。

「色々やりたいことがあるけれど、一気に全部できないことがたくさんあって、やっている途中でわからなくなってしまうことがよくある。これってプロジェクト管理ツールを一人で使ったらなんとかなったりするのだろうか?」

というものだった。

早速、その疑問を[Personal project management]という3つのキーワードにしたため検索をすると、WikipediaのProject Managementの項目にどんぴしゃりの記述があった。そこを読むと、Issue Trackingという言葉が出てくる。「そうそう、issue trackingと同じだよな」と思えば、issue tracking softwareの一覧を探してみればいい。そこにはTracとredMineといった聞いたような名前がある。「redMineって時々見かけるけど…」でredMineについて探してみる。良く書けた紹介もあれば、Tracとの比較の記事もある。インストールの仕方、日本語化の話…。[redMine lifehack]ってな検索も面白い。もうここまでくればあとはどこで止めるかを考える方が必要なぐらい。面白いページが次から次へと見つかる。べつに世の中で流行が終わっていたって、流行っていなくたって構わない。自分がどう思うかだ。

ここしばらくこんなことをやっているけれど、寝る時間が惜しく、最近ネットがつまらないなぁと思うことも減った。しかも、普段の会話のネタも充実する。他の人が持っていない独自のネタを提供できる方が、時事ネタに平凡な批評を加えるよりも話が盛り上がるのではないだろうか、とこんなことまで書きたくなった。

(2008/12/02)