苦難
最近、月々の電気代が高くなり、ちょっと見逃せない額になった。
今までさほど気にしていなかったから、総額をちらっと見るぐらいだったが、気をつけて電気会社からの請求書を見てみると、電気代は単純に決まっているわけではないことが分かった。
まず、電気代はエネルギー原料の値段に連動する。今年前半の原油価格の高騰で、電気代の計算の単価に使われる値段が大幅に上がっていた。そのため、去年と同じ量の電気を使っても電気代は大幅にアップしてしまっていた。
次に分かった事は、電気代は累進性があることだ。これは電気は使えば使うほど、単価が上がる。一定量を越えると、単価は約1.x倍、その後さらに一定量を越えると単価は2倍といったような具合だ。したがって、電気代は使う電気の量が増えると加速的に高くなっていく。
何はともあれ、毎月使用する電気の総量が多くなっていることは確か。さほど生活に差はないはずなのになぜか電気料金が大幅アップしているのには訳があるはずと考えてみて、まっさきに思い浮かぶのは照明だ。昔の家は、リビングルームに蛍光灯を取り付けていたのだが、今の家は白熱電灯である。リビングルームにも65Wの電球が4つついているから、1時間で260Whも消費していることになる。
幸いこれには解決策がある。電球のソケットにささる蛍光灯もあるし、最近ではLEDを数十個詰め込んだLED電球もある。最近のテクノロジーの進歩のお陰か、蛍光灯のくせに調光できるものもある。
そんな電球を色々試してみるのは技術的興味と実益を兼ねていて楽しい。しかし、ここで1つどうも解決できない問題がある。
大抵、電球を取り替えるのは夜、仕事から帰って来てから。しかし、夜は部屋が暗いので明かりをつけている。いざ電球を取り替えようとすると熱くて触れない。
かといって昼間に取り替えたくなるかといえば、「電気がもったいない」と明るく光る電球を見て思うわけだし、取り替えたところで、どう変わったかもわかりづらく、なかなか昼間に作業をすることもない。
毎度毎度、熱い電球をさますためにしばらく部屋を暗くして待つ度に思う、良い解決策は無いものかと。
ああ、なやましい。