Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity David Allen
スケジュール管理、TODO管理の方法を記した実用書。1年ほど前からネット上で「GTD」と呼ばれ、人気のある仕事術である。
まず着眼点は非常に良い。現代人は抱えきれないほどのやらなければならないことがあり、それが漠然と気に掛かっているために何も進まない上、ストレスになっているという観察がベースになっている。この本では気に掛かっていることをすべて書き出してみろといっていて、それは数百項目になるだろうと言っている。このあたりも現実的な観察である。
それに対する対処法として、僕が読み取ったのは、時間軸で先送りできるもの、つまりある時点にならなければ何もできないことは、それを記して頭から追い出すべしということである。これは応用できそうだ。
次に、気になっていることを洗い出した後、それをActionable Itemとして記録しろということも判ってはいたつもりだが言われてみるとなるほどと思える。つまり「年末年始の予定を立てる」という漠然とした項目は、「まず有給の日数と、年末年始の休日をリストアップする」、「行き先の候補を3つ絞る」といったような具体的な作業に砕いて各個撃破できるようにするということである。
逆にこの本の手法であまり使えないかなと思うのは、TODOリストをかなりの数作成しなければいけなくなることで、これに頻繁に目を通すのは難しいかもしれない。
いずれにせよ、効率良く仕事したいと思っている人には読む価値大。本のエッセンスはそれほど多くはなく、途中からはほとんど同じ話の繰り返しで読み物としてはあまり面白くはないが、$10払う価値は十分ある。
(2005/11/02)
