若きサムライのために 
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三島由紀夫が若者向けの雑誌に連載していた「若きサムライのための精神講話」と、昭和44年頃の対談を単行本に纏めたもの。

三島由紀夫の作品は構成がガッチリ練られているのに対し、ここではさっと書いたか、あるいは対談を纏めたものなので、まったくスタイルが違う。

面白いのはこれが昭和44年に発売されていたので、彼が自決した昭和45年前に出ているのである。

学生運動に不満があったこと、戦後の日本に対しての不満も見られるが、ここから翌年にああいった行動に出るところまで、ややギャップがある。

作品としての質の高さがないぶん、あまり面白くはなかった。

(2011/12/10)