片想い
「片思い」
東野圭吾
文春文庫
762円
読書のペースが落ちた時に、てこ入れをするには読みやすい作家の作品に限る。その点、東野圭吾作品は安心して選べる。
アメフトの同窓会の場面から物語は一気にスタートする。そして、その会に遅れて来た1人の登場人物が実は殺人を犯したという告白で、主人公は否応無しに巻き込まれて行く。
性一致障害を題材にしていて、それにまつわるさまざまな社会問題に触れつつ、最後はサスペンスの王道を行く、謎解きや時間との戦いが繰り広げられる。どうなるのか、どうなるのかと一気に読み進める。
やはり安心して読める1冊であった。しかしながら、「天空の蜂」と同じく、上中下にカテゴライズするとすれば中の作品。強いて強い印象を残すものではなかったように思う。
(2008/02/06)