希望格差社会
どこかのブログでこの本について触れられて読んでみたくなったので買って読んでみた。
バブル以降の日本的社会システムの解体から、社会の二極化が急速に進行してきているという。 問題の目の付け所は面白いと思うし、捕らえている社会現象に説明をつけるという面ではいいように思うが、理論、一般化には少々強引なところがある。
目の付けどころは良いと思ったが、読んだあとの感想はぱっとしない。最後に「どうしたらよいのか」についての章があったがこの章はお粗末だ。解決策を示すといいつつ、他の説の否定や学者の引用がならび、事実上何か述べているというのはほんの1,2ページだった。しかもこれが漠然としたものであったからがっかりしてしまった。提案は提案でしかないのだから、もし自由にやらせてもらえるのであればどうするのかを、長々と謳い上げてほしいところだ。
このため、読んだあとの感想としては、買うほどのものではなかったと思った。各所のブログに言っていることはまとめられているし、本書の中では同じようなことが繰り返し書かれているだけの印象があった。
