「好きなものを挙げよ」と言われて最初に出てきたのがこれ。
ガジェットに対応する適切な日本語を知らないので、カタカナでガジェットと書いているだが、小さな電気製品だと思えばいい。PDAもiPodも携帯電話も、ああいったものはみんなガジェットだ。
ガジェット好きは自分の周りにも沢山いる。
ガジェット好きが多いのは、ガジェット自体の値段が比較的安く、1万円から高くても7,8万円で買える価格帯だからともいえる。ちょっと買ってみることが出来る値段なのだ。
しかし、ハズレが多いのもまた真なり。アイデア倒れで意外に使えなかったり、実際はちょっと使いにくかったり、色々な理由でお蔵入りするガジェットが続出する。しかし、未来のガジェット出現を支えるためにはこんなことにめげてはいけない。ハズレは覚悟で買うのだ。
ガジェットとの出会いを思い出してみる。普通に考えればウォークマンあたりなのだろうけれども、どうもカセット用のウォークマン(ウォーキングステレオって言うんだっけ?)を持っていた覚えはない。ガジェット好き魂を植え込んだのは多分、HPの関数電卓だろう。多分これは高校生の頃だったと思うのだが父が面白い電卓があると見せてくれたのがそれで、黄色いボタンと水色のボタンがついていた。画面は液晶ではなく、赤いLEDのようなもので表示をしていた。そして何より驚いたのはRPN(Reverse Polish Notation)による計算方法で、スタックを使って計算するというやり方。高校生ながら感動した。これが最初にガジェットとして認識したもののような気がする。(ここで述べている電卓は、HP-25または
HP-25Cという電卓のようだ)
自分史上に記憶に値する名作ガジェットは、Hewlett PackardのPDA、HP-200LX。このサイズでDOSが動いていること自体素晴らしいのだが、電源オンオフが一瞬で行え、瞬時に電源を切る前の状態から再スタートできるのに衝撃を覚えた。また、このHP-200LXのアプリケーション群は今考えても最高の出来のソフトウェアと評価してよいと思う。DOS上で、擬似マルチタスクを実現していて、複数のアプリケーションを切り替えながら作業を行うことができる。
その後、HP-200LXのスペックが古くなるにしたがって、代替機を探しつつ、Psion Series 5に手を出したり、Psion Revoを買ってみたり。まあ色々使って見たものの、今ひとつこれといったものが見つからなかった。どれも面白いんだけどねぇ。他にもMicrosoftのPDA用OS、PocketPCを搭載した(って日本語おかしい?)、Casio E-10も残念ながらハズレ。HP OmniGoはとても欲しかったのだが学生の分際には高すぎた。
デジカメもガジェットの代表選手といえる。一番最近買ったCasioのExilim EX-S20は久々のヒットだった。カードサイズのデジカメという小ささもさながら、随分綺麗な画像が取れるのには脱帽である。しかも、バッテリーの持ちも非常にいい。そして、驚くのが操作に対するレスポンスの良さである。カシオの開発陣に賞賛の言葉を送りたい。
ちょっと大物になるが、東芝のLibretto 20も名作だった。PC用オープンソースOSの立ち上がりの時期に登場したこの製品のお陰で、自分のUNIX環境を持ち歩くという夢が実現してしまったのである。大学の研究室・アルバイト先・自宅の3箇所で、その場に行くたびにLibrettoをネットワークにつなぐ。そして、そのオフィスにあるPCから自分のマシンにログインするなり、Websサーバーを利用するなりすれば、どこに行っても同じ環境である。しかも、移動時には極小ながらキーボードとVGA液晶もついているので、とりあえず作業は出来てしまう。裏蓋を切って12.7mm厚の大容量のHDDに入れ替えるという技も流行しましたな。