によれば、
唯物論 (materialism)とは、事物の本質ないし原理を物質や物理現象であるとし、非物質的な存在や現象を否定するか、非物質的な存在や現象を物質や物理現象に付随し、それらに規定される非本質的なものであるとする考え方、立場。
で、これはmaterialismだそうだから、これを英語版で見てみると、
Materialism is the philosophical view that the only thing that can truly be said to 'exist' is matter; that fundamentally, all things are comprised of 'material'. The view is perhaps best understood in its opposition to the doctrines of immaterial substance applied to the mind historically, and most famously by René Descartes. However, by itself materialism says nothing about how material substance should be characterized. In practice it is frequently assimilated to one variety of physicalism or another.
さて、これを読んでみる。
Materialismは哲学的なものの見方である。 Materialismは、本当に「存在する」と言えるものは物体(matter)だけだというものの見方である。 つまり、根本的には、すべてのものは物質(material)から出来ている、ということになる。 このものの見方(Materialism)は、逆の主義主張(doctirines)と対比することで一番良くわかるだろう。その逆の主義主張とは、歴史的に見て(?)、物質(material)でないもの(substance)が心に作用しているというものだ。そして、このMaterialismはデカルトによって知られている。
といったところか。
再度日本語のエントリを引っ張ってくると、
唯物論 (materialism)とは、事物の本質ないし原理を物質や物理現象であるとし、非物質的な存在や現象を否定するか、非物質的な存在や現象を物質や物理現象に付随し、それらに規定される非本質的なものであるとする考え方、立場。
さーっと読んでみるとほとんど頭に入ってこない。そこでこれをよくよく読んでみると、この文章は一文しかないことがわかる。これを分解してみる。
唯物論とは、考え方、立場である。 唯物論は事物の本質ないし原理を物質や物理現象であるとする。 唯物論は非物質的な存在や現象を否定するか、 非物質的な存在や現象を本質的でないものとする考え方である。 非物質的な存在や現象は物理現象に付随するものとしてしまう
こう書くと、それほど分かり難い訳ではない。つまり、複雑な文章が意味を分かり難くしているのだろう。次に難しく見える理由は名詞だ。「唯物論」というと、「モノしかない論」という感じになるが、「Material-ism」=「モノ主義」というと直感的か。また「非物質的な存在」というのも「物質でない的な存在」と私は読んだが、「物質でない的」???となってしまう。なんとなくは意味はわかるのだが、読みにくくなる理由の1つに思える。
日本語が分かり難い言語だという言い方もあるかもしれないが、この例を見て思うことは、分かり難い構造の文章を書いてしまいやすいということだと思う。気をつけて書けば分かりやすく書くことも可能だろう。
