償い
7月に帰りの飛行機の中で読んだ。雰囲気はほぼ宮部みゆきのサスペンス作品で、ホームレス生活をする元医者の主人公と少年の話が中心。
ある平和な街で殺人事件が淡々と繰り返し起こる。それを探ることになるのがホームレスになった医者の主人公である。
なかなか面白い雰囲気はあるのだが、読み終わってみると設定に無理があるところが一番ひっかかった。主人公は別にホームレスである必然性がなく、そういう社会情勢を反映させたいからそうなっているような感じがするし、主人公が事件に関わって行くというところも、ちょっと強引さが残る。
宮部みゆきの作品に似た感じはするけれど、彼女の作品に迫ることはできなかった感じだ。