(William Morris) 1834-1896
アーツアンドクラフツ運動の中心人物。
1834年3月24日、ロンドン郊外ウォルサムトウ(Walthamstow)の裕福な家庭に生れ育つ。オックスフォードに学ぶ。もともとモリスは牧師になるつもりだった。
1855年 Oxford大学の入試でEdward Burne-Jonesに出会い、芸術へ。
ラファエル前派に参加。
ジョン ラスキンの影響を受ける。
中世の社会を理想と考える。(なぜ?)
フランス旅行で
ゴシック建築の荘厳さに魅せられ芸術家を志す。
みせかけだけの芸術品に反発。大量生産の品を嫌う。
1861年 友人の画家エドワーズ バーン ジョーンス、建築家フィリップ ウェブ らとともにモリス マーシャル アンド フォークナー商会を設立。
1862年のLondon Fairにおいて、家具、窓枠、室内装飾が賞を獲得。同時に大量の注文を受ける成功を納めた。
彼は、材料やその扱いについて、深い知識を得ていた。
中世や東洋の美術、自然からパターンのアイデアを得ていた。
ラファエル前派の芸術家たちと設立。
「機械と賃金労働者による大量生産で、家具産業における職人精神と良識がいずれ消滅してしまう」。製品の機械による大量生産を批判。誠実な手仕事を重視。「真の芸術は美しくまた同時に有用であるべきた」というジョン ラスキンの哲学を実践。
装飾は不要だが丁寧に時間をかけて作るべき。合理的な手工芸よって人々の生活を改善しよう。しかし、シンプルすぎるデザインは広くは普及せず。
中世のギルド方式の復活を目標。手作業による一貫生産を理想とする。
インテリア(ステンドグラス 壁紙)、テキスタイル、金工品、陶磁器(陶版(装飾タイル))、タイル、家具、絨毯、カーテン地を生産。しかし一般市民には高かった。
1875年解散。モリス商会として再出発。
本格的大衆化の時代に適した実用的な美術発展の基礎をきづいた。
晩年は社会主義者同盟を結成する(1884)など社会主義思想に傾倒。
1888年 第1回The arts and crafts exhibition society開催。
近代デザインの父。スタジオ制度を生みだした。
レッドハウスは、ベックスリーヒース、ケント州。
1896/10/3 Hammersmithで亡くなった。
唯美主義の中心にいた。社会生活、人間生活の美化という思想の実践。
ラファエル前派とは異なる立場になっていく。しかし、生産するものの
値段が高く、裕福層にしか売れなかった。
William Morris Gallery
入館無料。モリスが住んでいた家で展示を行なっている。主にテキスタイル、壁紙など。ロンドン地下鉄Victoria Line終点のWalthamstowより徒歩で15分ほど。
tel 0181-527-3782。(
→Webサイト)
駅からWillam Morris Galleryまでの地図
(2001/07/22)(2007/01/08更新)