これは2004年8月に書いたものです。
背景
しばらく前にEPSONのオールインワンプリンタCX5400を買ったのだが、1年ほどしてノズルが詰まったのか、印刷をしても真っ白な紙が出てくるだけになってしまった。
CX5400は普通紙への図版や文字の印刷は良いのだが、光沢紙への写真印刷が散々な結果だったので、写真印刷には使い物にならなかった。
修理に出したりすればいいのかもしれないが、プリンタ本体は、インク商法のお陰で大変安くなっている。というわけで現在のプリンタをあきらめ新しいものを買うことにする。
オールインワン機は必要か?
前回オールインワンの機種を買ったのは、家でコピーと取ったり出来ればうれしいし、スキャナも手に入る上、場所も節約できる。そして割安感があったからだ。
しかし実際に使ってみると、コピー・スキャナ機能はほとんど使わない。スキャナは単に手間がかかるのが敗因。1枚の取り込みにかかる作業が多すぎて面倒なので、よっぽどのことがなければ使わない。次にコピーだが、どうもインクジェットによるコピーというのが水をこぼしたら滲みそうだと思うと二の足を踏んでしまう。
次にプリンタの値段を考えると、プリンタ本体もほぼ消耗品と考えてよい。1,2年で新しい機種に買い換えるとすると、毎度スキャナ部を買い換えるのももったいない。
というわけで、実は便利そうに見えるオールインワン機も、別になくてもいいように思えた。
最初の選定
プリンタはインクの補充が不可欠なので、そこそこシェアのあるメーカーのものでないとそのあたり苦労しそうだ。その点で問題がないのはアメリカでは、HP,EPSON,Canon,Lexmark辺りが思い浮かぶ。
手持ちのEPSON CX5400が故障したのでプリンタを買い換えるのだが、実はこれでEPSONのプリンタが壊れたのは2度目。また、CX5400は給紙時に非常に大きな音を立てて不快だったのと、EPSON一般に音がうるさい印象がある。壊れる、うるさいとなると、EPSONは除外する。
Lexmarkのラインナップをざっとみたところ、どうも安っぽい作りが目に付く。そういうのは嫌なのでこれも除外。
残るはHPとCanon。アメリカでは、HPがプリンタのトップシェアを誇っていたし、多分今でもそうだろう。1度使ってみたい気がする。印象としては、
- 文字の印刷が得意
- インク交換にお金がかかる。ヘッドごと取替えなので、ヘッドの調子が悪くなったら取替えてしまえば済むのだが、もちろん高くつく。
最初は、HPのオールインワン機PSC 1210/1315/1350がいいなと思っていたのだが、上記の通りいかにコンパクトにまとまっていたところで、オールインワンは不要だと気がついたので候補から外れた。ついでに言えば、このラインのプリンタのレビューには微妙なものが多かった。(音がそれなりにうるさい、給紙に問題があるなど)
HPの通常のプリンタを見てみると今度はあまりにも機種が多すぎて、どの辺りを選んでいいのか見当がつかず、色々見てみたものの結局決定には至らずだった。
Canonは父がPixus 850i(だろう)を使っていて非常に良かったが、テキスト印刷時に字がぼやけた感に難があった。写真は非常に綺麗だった。そのプリンタより新しい世代のものなら悪くはなっていないだろうということで、Canon i560/i860/i960シリーズを見ると、アメリカ人によるレビューもなかなか良い。
Canon i560/i860/i960シリーズは、Amazon.comでそれぞれ$82.99/$108.62/$150.54。ここは節約してi560にするか、奮発してi960にするかと思ったのだが、次の理由でi860に決めた。
- i960は6色インクで写真は綺麗に出るらしいが、その分ランニングコストが高くつくだろう。家では実はテキスト印刷が多い気がする。
- i560は4色インク。レビューでこれで十分といっている人も多いが、i860との差は30ドル弱しかない。
- i860も4色インクだが黒が2種類ある。写真用とテキスト用なんだろうと勝手に判断した。これでCanonの弱みだと思っていたテキストの黒がちゃんと出ると踏んで、i860に決定した。
# 印象
- i860は、EPSON CX5400に比べ非常に静か。
- Photo Paperを使ってのデジカメ画像の印刷結果は非常に良好。一般人が写真プリントとして使うには十分な品質で印刷できる。
- 白黒印刷では、最高品質であればまあまあ綺麗にでる。レーザープリンタに比べると劣るのは目で見てわかるが、特に問題はない。しかし、ドラフト印刷の品質が意外に良く、日常のプリントアウトにはこれで十分。 ということで、これはかなり良い買い物だった。 #### imported
