ツァラトゥストラはこう言った 
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ニーチェの作品。「ツァラツゥストラはかく語りき」とも呼ばれていたが、今風の言い方になっている。 リヒャルト・シュトラウスの交響詩にもなっているのでこのタイトルを聞くことは多い。

ツァラツゥストラは仙人のような人で、ある使命を感じ山を降りて、民衆・弟子に語りかける。この話自体は物語の形態を採っているが、ニーチェの言葉を代弁しているのは明らかで、第2部からは語りがこの本の大半を占め、ツァラツゥストラの行動は前後の関係が非常に薄くなってくる。

まずインパクトが強いのは「神は死んだ」と主張していることだ。頭ごなしにガツンとくる。しかし、神はいないといっておきながら、読んだ感じはとても宗教的な印象を受ける。神の代わりになるのが超人。超人というのがどれほど適当な訳語なのかはわからないが、自己を超越することを生きる目標とする、ということのように読み取れる。

これをテーマに1〜2ページ程度の話が次々に登場する。

上巻を読み終わってみたものの、どれほど理解できたかはかなり疑問が残る。解かり易い訳の版を目指したというものの、ごく始めの方を除けば、やはりドイツ語の哲学書が元となっているだけあって、徐々に解り難くなってきた。

(2004/06/19)

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