英語に直訳すると「new art」、つまり「新しい芸術」の意。1880年代に始まった前衛芸術運動。
美術商サミュエル ビング(Samuel Bing)がパリにオープンした商店の名称(Le Maison de L'Art Nouveau)がもと。植物や昆虫など自然、有機的なものをモチーフとしたものが多く、曲線を多用したデザインが特徴。曲線の表現には当時の新素材だった鉄がつかわれた。
ポスターや挿絵に繊細な曲線が用いられる。
過去にとらわれないデザインの道を開く。過去の伝統やしがらみにとらわれない新しい芸術を試みる。
1890年〜1910年頃全盛だったが、1910年を境に急激に衰退
なぜ?→アールヌーボー様式は、建物の構造的には特に差がなく、見てくれの装飾に過ぎなかったため、大きな流れにはならなかったためか。また、
ル コルビュジェなどの登場で現代建築へと一気に歴史が進むため。あるいは1920年代にアールヌーボーの反動として登場した
アールデコに取って代わられたという見方も。
1880年代にベルギー、フランスではじまる。
当時流行したジャポニズム(日本趣味)、
アーツアンドクラフツ運動の影響を強く受けている。
1891年、アールヌーボーの雑誌「ルヴュ ブランシュ」(Reveu Blanche)が創刊される。
1892年、
ヴィクトール オルタ設計のタッセル邸(ブリュッセル)。アールヌーボー期の代表的な建築。
ガウディのサクラダ ファミリア教会もアールヌーボー様式。
1960年代のサイケデリック様式の基礎となる。
アールヌーボーの芸術家では、
ヴァンドヴェルドやクリムトが有名。建築では
ギマール、
マッキントッシュ、
ヴィクトール オルタなど。