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アンナカレーニナ
一応最後までたどり着いたのでその記録だけしておく。ロシア文学で大作と来たものだから、相当覚悟していたものの、結局途中何度も座礁し、他の本を読んだりしていたのでただ読んだというレベルなのが情けない。

実際にこの長い作品には、大きな流れがあっても、場面場面ががっちりつながっている訳ではなく、半分独立した物語がいくつも並んでいるような形だ。アンナの不倫の話かと思えば、アンナがまったく登場しない場面がずっとつづいたり、ある数日間の出来事が延々書き連ねられていたりする。僕の中では、アンナを描くのが目的ではなくて、トルストイの生きた時代のロシアをその土地の人々を淡々と描くことで表現したかった作品だと思っている。いかに農民が今までのやり方に執着し、農奴政が続いているのかということが遠回しに言われているようだったのが一番印象に残っている。

スケールが桁違いに大きいのは事実。そして相当読みづらいのも事実。もう一度読めばもっと思う所はあるんだろうけれど、もう一度読みたいかといわれるとうんとは言い難い。
(2008/03)

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